カラー銅版ラベル紙の耐久性を高めるには、次の点から着手することができます。
一、高品質の材料を選ぶ
紙の選択:高品質の銅版紙を基礎材料として選び、それが高いコーティング強度と均一性を持つことを確保して、印刷中の脱粉と毛落ち現象を減らす。強靭性に優れたバインダー紙やその他の特殊な材質の紙を使用することが考えられる。
インクの選択:耐光性、耐熱性、耐化学腐食性のインクを選択し、ラベルが様々な環境下で鮮明な印刷効果を維持できることを確保する。
二、印刷技術の*適化
印刷圧力の調整:印刷圧力が均一で適切であることを確保し、圧力過重による紙の変形や破損を避ける。
インキ量の制御:「深インキ薄印刷」の印刷方式を採用して、つまり適切に深インキ色を調整して、同時にインキ層の厚さを減らして、印刷効果と耐久性を高めます。
粘着防止処理の強化:印刷過程に適量の粘着防止剤を添加し、インクの粘着と乾燥不良を防止し、ラベルの清潔度と耐久性を高める。
三、後期処理の強化
光沢処理:印刷完了後にラベルに光沢処理を行うことで、ラベル表面の光沢度と滑らかさを増加させ、ラベルの耐摩耗性と耐擦過性を向上させることができる。
被膜処理:ラベル表面に保護膜を被覆することで、水分、油汚れ、擦り傷によるラベルの損傷を効果的に防止し、ラベルの使用寿命を延長することができる。
四、特殊技術を採用する
UV硬化技術:UV硬化インクとUV硬化設備を使用して、インクを迅速に乾燥させ、紙の表面に硬化させ、硬い保護層を形成し、ラベルの耐久性を高めることができる。
熱転写技術:より高い耐久性を必要とするラベルに対して、熱転写技術を用いて金属箔またはその他の特殊な材料を紙の表面に転写し、堅固な保護層を形成することができる。
五、保管と使用環境に注意する
保管環境:ラベルを乾燥、日陰、通風の環境に保管し、直射日光と高温多湿などの不利な条件がラベルに与える損害を避ける。
使用環境:使用中にラベルが長時間水分、油汚れ、鋭い物体などに接触して損害を与える可能性のある物質を避ける。
以上より、カラー銅版ラベル紙の耐久性を高めるには、材料の選択、印刷技術、後期処理、特殊技術の応用及び貯蔵と使用環境などの多方面から着手する必要がある。これらの要素を総合的に考慮し、対応する措置をとることにより、ラベルの耐久性を著しく向上させ、寿命を延長することができる。