感熱ラベル紙を保管して品質を保証するには、次の点に注意する必要があります。
一、環境条件
温度と湿度:感熱ラベル紙は適切な温度と湿度条件下に保管し、一般的に温度を23±2℃、相対湿度をRH 60-70%に制御することを提案する(RH 65±5%を指摘する資料もある)。このような環境は、感熱紙の安定性と印刷品質を維持するのに役立つ。
遮光:紫外線は感熱性コーティングの老化を加速させ、印刷品質の低下と保存時間の短縮を招くため、直射日光を避ける。
湿気・高温防止:感熱紙は湿気・油に弱く、湿気・高温の環境に保管することを避け、紙の変形、接着、またはコーティングの損傷を防止しなければならない。
二、包装と積み付け
密封包装:保管時に防湿紙またはプラスチックフィルムを用いて密封包装を行い、空気中の水分とほこりが感熱紙に損害を与えることを防止する。
縦積み:パッケージの感熱ラベル紙に対して、平置きによる紙の変形やカールを避けるために、縦積みにしなければならない。平らに張った感熱紙は平らに保管しなければならない。
ラミネートラミネート:印刷後のラベルはラミネートしてラミネートし、重すぎて糊が浸透して癒着するのを避ける。1枚当たりの高さは1メートルを超えてはならず、荷物は換気を維持し、湿気を防ぐために10センチ以上離れていなければならない。
三、使用と再包装
即用即取:感熱ラベル紙を大量に取り出した後、長時間空気中に暴露することをできるだけ避け、湿気や汚染のリスクを減らす。
再密封:使用するたびに、残りの感熱ラベル紙を再密封して包装し、品質を維持し、保存時間を延長しなければならない。
四、注意事項
化学物質との接触を避ける:感熱紙は化学物質との接触を避けるべきである。これらの化学物質は感熱コーティングを破壊し、印刷効果が悪いか、印刷できない可能性があるからである。
定期検査:保管されている感熱ラベル紙に湿気、変形、接着などの状況があるかどうかを定期的に検査し、直ちに問題を発見し、処理する。
良質な製品を選択:購入時に品質が信頼でき、ブランド保証のある感熱ラベル紙を選択し、その印刷品質と保存時間を確保しなければならない。
以上のように、感熱ラベル紙を保管する際には、環境条件、包装と積み方、使用と再包装方法、化学品との接触を避けるなどの事項に注意し、その品質を保証し、保存時間を延長する必要がある。